片側顔面痙攣と私と時々猫

片側顔面痙攣発症7年目の手術レポート

入院4日目 〜手術前夜〜

前日の今日は日曜日だった事も有り、診察や検査などはその前の土曜日にすべて済ませて居ました。

朝イチの血液検査や、日課の検温と血圧測定だけです。

 

明日の手術に向けて、夜21時以降は何も食べられません。

今日の夕飯が最後になります。

 

5階から10階の引越しがバタバタで、そんなに落ち着く間もなく、三重から母と姉が来てくれました。

 

新幹線で新横浜まで行き、新横浜駅からレンタカーでここまで。結構な山奥である事と、滞在中に移動する可能性も有り、高齢の母の脚では厳しいと思われます。

 

朝早くの手術に備え、母と姉と、旦那は、大学病院敷地内の宿泊施設に泊まります。


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宿泊施設の外観

大学病院のホームページに詳細は一切載ってません。パンフレットとかも特に無いのですが、病院の総合問い合わせにて、こちらの施設の電話番号など聞けます。

 

基本的に、通常のビジネスホテルと同等の設備だそうです。寝巻きやアメニティも有り、室内にユニットバスも有ります。

ただし、食事付きのプランとかは原則無く、施設の一階に有る、綺麗なレストランで食事を取るか、前日までに申し込めば、500円別料金で朝食つけられるそうです。

フリーWi-Fi有り

 

シングル一泊¥4,212

安い!!!

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それでいて、この部屋のクオリティ!!!

 

私も夜だけはここに泊まりたかった、、、。

 

あと、この建物周辺には、猫が30匹くらい住み着いてるらしいです!チェックインした姉が既に3匹目撃。

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元気になって散歩出来るようになったら、ニャンコ捜索に行ってみたいと思います。

 

そうそう、ここまで病院名や先生方のお名前をあえて伏せてきましたが、皆さんこの病気の手術をお考えなら色々調べてるでしょうし、既に検討はついているかと思います。

どこまで記載、掲載して良いものかわからない為、今後も具体的な名前は伏せさせて頂きますが、そもそもこのブログの発信の目的は、今後手術を検討したい方の為になので、もし具体名を知りたい方はご連絡下さいませ。

 

その、宿泊施設に旦那と母と姉がチェックインしたのが、夕方17時過ぎ頃で、一休みしてから病室へ。

 

旦那さんは、私の好きな苺とオレンジを。

母と姉は身内なのに、お見舞い金と東京駅で買ってきた東京バナナ(いつもは私が買って帰る側w)と、私が好きでいつも訪れる三重県のお寺のお札とお守りを。

あと極め付けは、私の祖母の写真!

何もこの、デイサービスの人が作ってくれたコレじゃ無くても良いのにw

姉が言い出したのか、母が言い出したのか分からないけど、こういう緊張感の無い所が、さすがうちの家族だなと思いました。

 

涙や緊張の無い結婚式。

涙や緊張の無い手術前夜。

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もう、亡くなって16年くらい経ってるのですが、この祖母はわたしのソウルメイトでした。ソウルメイトという言葉はダサいと思ってたけど、あえて使ってみてます。

母や父のとはまた違うベクトルで、愛情を沢山下さった大先輩です。生き方から学ぶことが沢山有りました。いつも近くに居るのを感じます。

 

手術前の最後の夕飯は、デイルームにて、旦那と母と姉がら居る中で頂きました。

苺をワンパック1人で一気に食べきる事が許される特別な状況。

今後有るのか無いのか。

 

本当に、こうして元気に見守ってくれる家族が居ることそのものに、感謝をせねばならないと思いました。御三方、しんみりさせる事無く、何気なく普通な気持ちで今夜も過ごさせて貰ってる事が、逆に凄いテクニックだと思います。

 

そう、明日はとうとう何年も手術しようか迷って、心に決めてから半年待った、いよいよ感満載の手術前夜なのに。

意外と自分の事となると、何でもなく思えてくるもんです。

 

さっき三重で留守番してる父からも、メール届いてたので電話しました。自分の持病が改善された話を明るく話してくれると、こちらも元気が出ました。

父が昔からやってる500円玉貯金、そこから今回、母や姉の旅費がサポートされているという事を知って、本当に頭が上がりません。

コツコツ貯めたそこから、、、。

もちろん、姉や母も自らの負担ももちろん有るはずです。

 

母もここに来るのことを目的として、何ヶ月も前から脚のリハビリを頑張ってくれていました。しかし、それを裏切るかのように、病院敷地内は鬼のように坂のだらけ。

姉は一息先に帰るので、長期滞在中に、少しも身体を悪くしませんように、切に願います。

 

そんな姉も持病を克服しての今回の付き添いです。仕事も有るのに。

旦那も明日は仕事休んで、わざわざ自腹で宿泊施設予約してと、もうわたし一人の為に色んなひとが時間とお金を費やしてくれている。

みんな大変なのに、有難いです。

 

とにかく、無事手術を終え、出来れば100%の回復を遂げ、もうほとんど忘れてしまったけど、かつての普通な笑顔を見せられたらなと思います。