片側顔面痙攣と私と時々猫

片側顔面痙攣発症7年目の手術レポート

入院してから有ると良いよ言われたアイテム

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この病院では、基本飲み物は一切出ません。

手術当日の、アルジネートウォーターのみです。

 

食事時のお茶も無く、お薬飲むときは、デイルームの自販機とかで買った水です。

もしくはお湯サーバーの湯を汲んで冷ますとか。

 

で、表題のアイテムですが、それは、ペットボトルにストローをさして繰り返し使えるキャップです。

 

手術後、60度ベッドで初飲み物になるそうで、その時有ると良いと看護師さんにススメられました。

昔なら吸い飲みを用意されたか、買わされたか、、。

 

ここでは、水はペットボトルからなので、結果これが一番らしいです。

 

私は旦那さんがその場でアマゾンで注文し、次の日には持参してくれました。

が、なんと!ここの売店で売ってるでは無いかーー!!!

 

看護師さんよ、出来ればそこまで教えて欲しかったです。

入院2日目 〜嬉しいさしいれ〜

仕事を終えた旦那さんがお見舞いに来てくれました。

 

そして、その手にはなんと!!!

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愛して止まない「大草原の小さな家」の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダーの写真紀行集!!写真集サイズで、カラー写真満載!物語のエピソードの元になった場所の写真やら何やら。たまらない!!!昨年、ネットフリックスで三部まで放送され、足らずHuluまで入って全編見終わり、未だに毎日一話は見返すほどの秀作。

これを超える連続ドラマに今後出会える気がしません。

子供の頃夕方に放送されてたので、その世代の皆様はご存知かと。けど、意外とみんなちゃんと見たこと無いとの事です。

ホントおススメ。

けど、今はHuluでも後半シーズン6からしか見れないんです。

やっぱり、最初の3シーズン!

 

さぁ、今日は残りの時間は、他に持ってきてくれたオレンジ🍊と共に、この一冊に捧げます。ありがとう、うちの旦那さんは素晴らしいです!!

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入院2日目 〜検査の内容〜

今日やった検査の大体の紹介をしてみようと思います。

 

採血

朝食前に自室のベッドで、看護師さんが採血してくれます。針を刺すのは一回きりで、瓶7本分を一気に採ります。

 

大脳誘発電位検査

手術時、顔面神経のすぐ隣に聴覚の神経が有ります。模型で見る限り1〜2mm隣くらいに感じました。その聴覚神経は特に傷つきやすいらしく、万が一傷つけば、難聴や聴覚を失う可能性も有ります。それを防ぐ為、こちらでは手術中に聴覚神経の反応を見ながらオペをするそうです。耳に直接、特殊な音を聞かせ、電極から神経の反応を見るような方法らしいです。

そして、今日は、同じ条件で現在の聴覚神経の動きを検査しました。

頭に電極を付け、ヘッドホンから大きな機械音が流れて来ます。

左右合計30分以内で、カツカツカツ!!と固い音が流れ続けました。

最初はうるさいなぁと感じたけど、薄暗くリラックスした雰囲気なので、最後には眠ってしまいそうでした。

担当の先生も、丁寧で明るく親切な方でした。手術当日もこの方が立ち会ってくれる予定だそうです。

 

神経耳科診察

通常時、耳が正しく聞こえているか、目眩などが無いかを調べます。先生との問診の後、真っ黒な特殊なゴーグルのようなものを当てられたうえで、身体を起こしたら、頭を振ったりします。

私は問題無くクリアしました。

 

聴覚検査

3つの検査をしました。

1つ目

片耳はヘッドホン、反対はかなりしっかりした耳栓を詰められ、そちら側に圧をかけられます。少し不快ですが、すぐ終わります。圧がかかった時の何かを見ているようです。

2つ目

防音室に入り、ヘッドホンをします。色んな種類の、色んな音量が鳴っている間だけ手元のボタンを押します。

3つ目

同室で、今度は流れて来る50音をそのまま書いて行く検査です。あ、、け、、ざ、、のように20文字くらいが1ターン。それがターンごとに音量が下がって行き、最後にはほぼ聞き取れないくらいになります。左右それぞれ4か、5ターンくらい。

 

CTスキャン

今までの外来で既に何度かCTもMRIも取って居ますが、やはり改めてやります。時間は2分くらい。すぐに終わりました。とくに着替えとかも有りません。

 

心電図

言わずと知れた。これも短かったです。2〜3分くらい。

 

血管エコー

いわゆるエコーです。見るのは首筋の血管でした。なぜそこなのか、聞けばよかった、、、。首にゼリー付きのスキャンする道具がスベスベ滑って、マッサージみたいで悪くないかんじです。30分くらい。

 

麻酔科説明

麻酔科の先生から、全身麻酔についての説明が有ります。実際に、当日どういう流れでオペが行われるか、麻酔はどういう風に行われるか。私の場合は、手術室に入ってベッドに寝たら、手の甲に点滴針を刺し、酸素マスクで呼吸をサポートし落ち着いたら、手の甲の針に麻酔薬が入り、次第に意識が無くなるという流れだそうです。その後、呼吸補助で喉に管が入ります。手術中は血圧やアレルギー症状などが起きないよう監視しつつ麻酔を調節。痛み止めも、手術中から入れて、目覚めた時これが効いている為、痛みは殆ど無いはずとのこと。そして術後30分以内で麻酔が切れ呼び起こされ、自力で呼吸しているのを確認出来たら、喉の管を抜くそうです。

 

 

今後手術を考えている人目線の為、なんの面白みも無い文章です、すみません。

 

あと、これは私が素人ながらに見聞き、体感した内容で、専門家でないので、あくまでも参考程度に受け止めて頂いた方が良いかと思います。

病院や時代で、色々状況も違うと思います。

悪しからず。

 

 

明日はまた朝から採血らしいです。

あとら検査も今分かってるだけで、3件あるようです。

 

入院2日目 検査を色々

朝6時の起床。病室内の照明が付く事によって、なんとなく自然に目覚めました。

 

部屋の温度も快適、ベッドのパットの硬さも文句なし。

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検温や血圧を測る以外に、まだ眠いながらに7本分の採血が有りました。

 

朝食はこんな感じ。

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お味噌汁も具沢山だし、ちゃんと出汁が取れてて旨味も有ります。きんぴらも、程よい味の濃さで、少なくとも自分が作るよりも余程美味しかったです。

 

以前、病院の調理の仕事をやっていた知人がいましたが、患者ごとのとても細かい分量調整、そのバリエーションや厳しさなどで、働いてる人達の方が病気になりそうな裏側の現実を知り、そういった方々有っての美味しいご飯なんだなーと、今回改めて気付きました。

 

今日は、手術前の検査が目白押しです。

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この他に、別の神経耳科の外来診察と聴覚検査、麻酔科の診察も追加される予定。

 

今日の全体的な流れはこんな感じ

起床

検温.血圧測定

検尿

採血7本

朝食

シャンプー台で洗髪

9:00大脳誘発電位検査

神経耳科受診、聴覚検査

昼食

CT

心電図

麻酔科問診

血管エコー検査

 

以上ですが、病棟は南館の5階で、各検査室や診察室は一階に降りて本館に移動し、またそこから上へあがったり、更に奥の建物に移動したり。

 

しかも、一旦病室に戻ってやれやれと腰を下ろした瞬間、つぎの検査のお呼び出し〜。

 

しかしまぁ、何もしないでダラダラ寝てるよりも余程良いかと思います。

 

こんなにスタスタ歩いて好きなもの食べられるのも、とりあえずあと2日。

せっかくなので、病院内のタリーズで珈琲買って束の間の至福な時間も、ちゃんと設けました。

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入院当日 〜手続から手術説明〜

旅行気分の楽しい道中もつかの間、いよいよ目的の医大付近に来ました。

街の中に、大学なのか病院なのか?な施設が見え駐車場を探しに。急坂なうえに、入り組んだ道は、既に大学病院の敷地内。

山の麓に建てた施設、それはもう登ったり下ったりで、脚の悪い方はどうするんだろう??と疑問が浮かぶところでは有りました。

 

何とか車を停められ、本館の入院受付に向かいます。少し順番待ちしましたが、事前に郵送されていた書類を数点渡し、前納金を納めます。

私の場合は、¥150,000でした。

個室を希望する方は更に¥100,000を納めるそうです。

 

そして、案内された入院病棟へ向かい、ナースセンターへ。直ぐに部屋へ案内されます。病棟の廊下、お手洗い、洗面所、浴室、ランドリーなどなど全て清潔感が有り、驚きました!

廊下も明るく、病室内も嫌な匂いなども無く、看護師さんも皆さん感じの良い方ばかりです。

 

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20年前くらいに怪我で入院した頃とは大違い。他の病院ですけど。

お見舞いでどこかの病棟を訪れる事もあったりしたけど、ここは全体的に衛生的で内装や空間のデザインも、病院感を余り感じさせずにとてもリラックス出来そうです。

 

しばらくすると、脳外科の先生から、手術説明が有りました。

片側顔面痙攣のおさらい(同席した旦那にも分かりやすく)から始まり、手術の方法、各リスクの説明などなど。

 

先生からの説明で改めてなるほど!と思ったのは、脳の髄液の辺りの説明でした。

手術中、髄液は少しずつ漏れてしまうもので、一度減るとそれがまた作られるまで少し手術の手を止めなければならない事。基本はその繰り返しだそうです。その為、通常5〜6時間の手術が、場合によっては8〜9時間かかる時も有るとか。

縫合まで無事に終えても、髄液が少しずつ漏れて、皮膚とその下の髄膜の間に髄液が溜まってしまい炎症が起き骨まで達して、その処置の為にまた再手術した例も有り、改めて術後の圧迫包帯の必要性を教えて頂きました。

術後2-3週間は圧迫包帯をする事になっていますが、ここまで慎重な指導は他の病院の術後ケアでは余り聞かない気がします。

 

また、頭蓋骨に穴を開け、塞ぐ際、通常はチタンプレートを使用するのが一般的だそうですが、こちらの執刀医のF先生は、2年後頃に骨に一体化する素材を使用し、なるべく体内に異物が残らないようにとお考えだそうです。

 

それから、切開した髄膜を閉じる際、手術中に切開部の筋膜を採取し、それを足りなくなった髄膜に延長したパッチとして代用するとか。

聞けば聞くほど、神の領域のように思えてきます。

 

その後は、担当看護師さんから、術後にどのようなケアをして頂くか、具体的な説明が有ります。

退院までのスケジュール表は、ここで受け取れますので、これを見るとようやく退院までがイメージ出来て安心でした。

 

 

ここまでで、何度か自分と家族の同意書へのサインなども有り、14時の受付から始まり、やらなきゃいけない事は18時半くらいでようやく終わった感じでした。